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進路が決まらない高校生女子に薬剤師を超オススメしたい理由

薬剤師

「将来やりたい仕事が思いつかない……」

今回は、そんな進路の悩みを抱えた高校生女子の方々に、是非とも知ってほしい「薬剤師」の仕事の紹介です!

  • 「幅広い分野で活躍ができる」
  • 「給与や休みの安定性が高い」
  • 「結婚・産後でもスムーズな就職が叶いやすい」

数ある仕事を見ても薬剤師が安定した待遇の仕事であるということは、若い方にはあまり知られていません。

では、なぜこの話をするのか。それは、高校生は実質、「薬剤師を目指せるラストチャンス」だからです!

「であれば、この情報は知っておかないともったいない!」ということで、今回はそんな薬剤師についてご紹介していきます。

興味を持ったら、将来の選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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薬剤師の仕事と高校生女子にオススメの理由!

実は幅広い、薬剤師の仕事

「薬剤師」と聞くと、皆さんはどんな仕事を思い浮かべるでしょうか?

一般的には、薬局やドラッグストアで薬の管理・処方をする姿でしょうか?

もちろんそれも正解。しかしながら、それはあくまで薬剤師の仕事の一つ。実は薬剤師は、非常に幅広い分野で活躍できる職種なのです。

【薬剤師の勤務先の一例】

  • 調剤薬局
  • 病院
  • 学校
  • 化粧品開発
  • 製薬企業
  • 食品メーカー
  • 麻薬取締官

病院や薬局といった場所はまさにイメージ通りの勤務先でしょう。しかし、見てみるとそれ以外にも意外な勤務先がありますよね。

例えば学校には「学校薬剤師」として勤務することができます。

化粧品メーカーに就職すれば、化粧品の新製品開発。美容やコスメに興味がある方にとっては実に魅力的な仕事ではないでしょうか。食品メーカーならば、健康食品などが挙げられますね。

少し特殊な部分では、実は麻薬取締官も薬剤師資格が必要な仕事の一つ。こういった部分も普段あまり知られていません。

このように一口に薬剤師といっても、活躍できるフィールドは実に様々。薬品や成分のプロですから、求められるフィールドも非常に広いのです。

なぜ、薬剤師がオススメなのか?

冒頭でもお伝えしましたが、なぜ高校生、とりわけ女子の方に薬剤師の仕事についてオススメしたいのか。

その理由は以下のものが挙げられます。

【薬剤師の仕事をオススメできる4つの理由】

  1. 幅広い分野で活躍できるため、就職口が広い。
  2. 薬剤師は「生涯安定」と言われる職業。
  3. 「結婚後」「出産前後」「育児明け」のタイミングで、他の人より有利に仕事を探せる。
  4. 薬剤師は、「6年制大学の薬学部を卒業しないとなれない」ので実質今がラストチャンス!

メリット①について

先ほど紹介した通りです。薬剤師といっても、幅広い就職先があるのです。

メリット②について

薬剤師になるためには、「薬剤師免許」という国家資格が必要です。

この資格は、有効期限がありません。つまり、一度取得すれば生涯有効なのです!

「国家試験」と聞くと難しいイメージを持つかもしれません。しかし、薬剤師試験の合格率は平均70%台。国家試験の中でも合格率は高く、取得可能性は大いにあります。

メリット③について

女性のキャリアを考えていく上で外せないのは、「結婚」「出産」「育児」というテーマ。薬剤師の資格は、それらの女性のライフステージにおいて、非常に強力な力を発揮します!

薬剤師は基本、就職口に困ることが少ない職種。加えて、給与も他の仕事に比べて高いのが魅力です!

その安定性から、「ママ薬剤師は最強!」という話もあるほど(笑)。「将来安定した暮らしをしたい」と考えている方にとっては大きな魅力ではないでしょうか。

メリット④について

ここまで薬剤師のメリットをお伝えしましたが、4つ目は「高校生のあなた」にとってのメリットです。

薬剤師を目指す手段はただ一つ。6年制大学の薬学部を卒業して、国家試験に合格すること以外にありません。

つまり、6年制薬学部以外の学部に進学した時点で、受験資格がほぼ失われます。

なので進路選択ができる今こそが、実は薬剤師の道を検討できる実質的なラストチャンス!

そんなタイミングだからこそ、今回お話させてほしかったのです。

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薬剤師ってどんな仕事?

では、実際に薬剤師の仕事について見ていきましょう。

ここでは、最もメジャーな調剤薬局で働く薬剤師を例に紹介します。

薬剤師の仕事は大きく分けると3つです。

【薬剤師の主な仕事(調剤薬局勤務の場合)】

  • 調剤業務
  • 服薬指導
  • 薬歴管理

調剤業務

病院で医師が出した処方せんに基づき、薬を調合する仕事。それと同時に、患者さんが服用している薬との組み合わせは大丈夫か。薬がその患者さんに合っているかどうかといったことも確認します。

服薬指導

薬の飲み方や注意点を患者さんに伝える仕事。

薬歴管理

正しく薬を処方するために、患者さんが服用する薬に関する情報を管理する仕事。お薬手帳などを用いて、過去に服用していた薬やアレルギーなどの情報を管理します。

薬剤師の給与と休み

薬剤師の給与は、他の職種と比較しても高い水準にあります。

それに関して、3つの角度から見ていきましょう。

【薬剤師全体の平均給与について】

企業規模年収ボーナス月収
10人以上約561万円約83.3万円約39.8万円
100人以上約548万円約72.2万円約39.6万円
1000人以上約535万円約88.2万円約37.2万円

出典:厚生労働省調べ『令和元年賃金構造基本統計調査』より

【女性薬剤師の平均給与について】

企業規模年収ボーナス月収
10人以上約536万円約79.8万円約38.0万円
100人以上約526万円約74.1万円約37.7万円
1000人以上約507万円約84.3万円約35.3万円

出典:厚生労働省調べ『令和元年賃金構造基本統計調査』より

【20代女性薬剤師の平均年収について】

企業規模年収ボーナス他平均月給
10人以上約464万円約67.8万円約33.0万円
100人以上約438万円約62.7万円約31.3万円
1000人以上約466万円約73.2万円約32.7万円

出典:厚生労働省調べ『令和元年賃金構造基本統計調査』より

皆さんに最も身近なのは、20代の平均月給の部分でしょう。

大抵の職業の20代平均月給は「20万円前半~中盤」。それを考えると、薬剤師の給与は高い水準にあることが分かります。

ちなみに、薬剤師の給料を勤務先別で高い順に並べると、

  1. 製薬会社
  2. ドラッグストア
  3. 調剤薬局
  4. 病院薬剤師

という順番になります。

製薬会社が最も高く、病院薬剤師は薬剤師の中では給料は低めです。

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薬剤師の休みについて

続いて休日に関して。薬剤師の休日は勤め先によって変わってきます。

【薬剤師の勤務先ごとの休日】

勤務先休みの形
調剤薬局日曜休み+平日1日休み
病院土日祝日休み
ドラッグストアシフト制
製薬会社土日祝日休み

調剤薬局は、近隣の病院やクリニックに合わせた時間で勤務することになります。そのため病院が休みである日曜、それと平日でどこか1日休みを取るような形が一般的です。

ドラッグストアは普通のお店なので、年中無休で開いているところがほとんど。ですので、勤務体制はシフト制になるでしょう。

土日祝日が休めるのは病院と製薬会社勤務の場合。ただし病院の場合、土曜も午前診察を行っている場所は、半休という扱いになり、週に1.5日休みということになります。

「ママ薬剤師」が最強と言われる理由

結婚後や産後に復帰しても、時給の良い仕事がすぐに見つかる!

薬剤師免許は「結婚」「出産」「育児」といった女性のライフステージにおいて、非常に強い味方になります。

その強みを実際に見ていきましょう。

【女性のライフステージにおける薬剤師の強み】

  • 正社員・パートともに給与が高い
  • 産後復帰の際にも、仕事が探しやすい
  • 医療系職種は全般的に福利厚生もしっかりしている。

正社員・パートともに給与が高い!

正社員の給与に関しては先ほど紹介した通りです。ではパートの時給はどうでしょうか?

比較するのは「医療事務」と「調剤薬局事務」。いずれも産後や育休明けの復帰を考える女性に人気の医療系職種です。

比較してみると違いは以下の通り……

【仕事復帰する女性に人気の職種と時給相場】

職種時給相場
薬剤師平均2000円前後
医療事務平均900~1400円
調剤薬局事務平均800~1000円

パートとして働く場合でも薬剤師の場合、平均時給はなんと2000円前後!

ここでも、通常のパートの給与から考えると、かなりの厚遇という結果でした。

医療事務や調剤薬局事務は未経験からでも可能。かたや薬剤師は国家資格の仕事ということで、給与の部分でもその差が出ています。

産後や育児後など仕事復帰の際も仕事が見つかりやすい!

薬剤師は、国家資格の必要な仕事ということで、雇用についても安定しています。

厚生労働省発表2019年12月時点の、有効求人倍率をみると、薬剤師は3.73という高い数字を示しています。

【有効求人倍率とは】

求職者に対して、仕事の募集を行う企業がどれだけ多いかを示す数字。数字が1より多いか少ないかで見る。

1より多い→求職者より、仕事の数の方が多い(就職しやすい)

1より少ない→求職者より、仕事の数が少ない(就職しにくい)

このため、産後や育児を終えて復帰する際も薬剤師ならばスムーズに仕事が見つかりやすいのです。

元の職場に復帰できるのであれば、それに越したことはないでしょう。しかし、仮に元の職場の理解が得られなかった場合でも、すぐさま転職活動に移行できるというのも大きな強みです。

また医療系職種は元々、女性進出率が高い職場ということもあり産休や育休に関して一定の理解が浸透している傾向にあります。もし、勤務先にそれらの制度があるのであれば使わない手はありません。

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薬剤師になるには?

6年制大学の薬学部に進学すること!

薬剤師になるためには、大学の薬学部に通う必要があります。しかし、その薬学部には4年制の6年制の2種類が存在します。

その違いは次の通り。

【薬学部の4年制と6年制の違い】

  • 【4年制】薬学関係の多様な分野を学ぶ学部。薬剤師になれない。
  • 【6年制】薬剤師の育成を目的とした学部。薬剤師になれる。

このように、2種類の薬学部の特徴は全く別物。

なので、薬剤師になりたいと思うのであれば、6年制大学の薬学部に進学する必要があります。

進路選択を間違えると、薬剤師になることができなくなってしまうので注意しましょう!

学費を比較してみると、やはり私立は国公立に比べかなりの高額……。そのため、国公立の方が人気・難易度ともに高くなっています。

【6年制薬学部のトータル学費平均】

学校の形学費平均(6年間)
国公立約350~400万円
私立約1000~1200万円

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大学によって国家試験の合格率が変わる!

薬剤師を目指して大学を選ぶ際、是非とも調べてほしいのが、大学ごとの「薬剤師国家試験」の合格率です。

実は大学によって、その後受ける国家試験の合格率も大きく違っているのです。

【令和2年開催「薬剤師国家試験」大学別合格率TOP5】

順位大学受験者数合格者数合格率
1位金沢大学40人39人97.5%
2位名城大学254人235人92.5%
3位広島大学47人43人91.5%
4位九州大学40人36人90.0%
5位静岡県立大学105人94人89.5%

出典:厚生労働省発表 令和2年開催『第105回薬剤師国家試験 大学別合格者数』より抜粋

このように、非常に高い合格率を誇っている大学もあれば、合格率が50~60%台という大学もあります。しかもこの合格率は、必ずしも大学の難易度とイコールという訳ではありません。

自身の成績と薬剤師試験の合格率、その二つを照らし合わせながら、自分の目指すべき大学を探してみましょう。

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薬剤師国家試験の概要

試験期間例年2月下旬に2日間
問題数全345問。690点満点
(必須問題90問/一般問題255問)
合格得点率総得点65%以上
ただ、必須問題と一般問題にそれぞれ最低限必要な得点率有り
過去問厚生労働省HP上にデータ有り

参考:厚生労働省『薬剤師国家試験のページ』

まとめ

以上が、薬剤師の仕事内容や進路について、そしてなぜ高校生女子の方にオススメなのかという内容です。

最後にもう一度、ポイントをまとめておきます。

【薬剤師を目指す上でのポイント】

  • 薬剤師は意外に幅広い活躍が可能。就職口に困らない。
  • 給与が高く、柔軟な働き方も可能!女性のキャリアに有効!
  • 薬剤師になるには6年制薬学部への進学必須!
  • 進路選択をできる今が、薬剤師を目指せる実質的なラストチャンス!
  • 大学によっても国家試験の合格率が変わる!

薬のプロとして、人々の健康に貢献する魅力ある仕事。それと同時に、自身の将来を考える上でも、何よりこの安定性は大きな魅力ではないでしょうか?

逆にこのタイミングで情報を知らなければ、ある意味大きなチャンスを逃してしまいます。

もし、まだ将来に迷っているという高校生の方は、進路の選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか?学校のパンフレット請求やオープンキャンパス参加など、少し積極的に動いてみるだけでも、自身の将来をより豊かにするイメージが湧くはずです。

興味のある方は、是非一度調べてみてください!

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