日本を訪れる外国人に対して、英語をはじめとする外国語で観光案内をする仕事。観光客が多い自治体によっては、この仕事における人材確保が急務。空港への出迎えや見送り、ホテルのチェックインから各種チケットの手配、ショッピングのアドバイスや医療機関への同行など、その仕事内容は幅広い。
個人客から数十人の団体客もあるため、単なる通訳の仕事だけではなく、ツアーコンダクター的な要素が多分に含まれています。それだけの理由ではないが、ツアーコンダクターが副業でやったり、転職する場合も多いようです。
また、以前は東京都内、京都などの代表的な観光コース案内が主流だったが、最近は全国的に観光客が増加しており、地方での仕事も増えています。名所旧跡の紹介は当然で、それ以外にも日本の地理、歴史、一般常識など、さまざまな質問に答えられる幅広い知識と経験が必要とされる仕事。
アウトドア的な仕事だけに、体力にも自信のある人が求められる。
収入・休日・福利厚生の目安
旅行代理店などに就職したり、大手ホテル、旅館チェーンに就職するケースと、フリーで仕事をするケースが多い。生活の面から言えば、当然就職するほうが安定している。
観光通訳になるには通訳案内の資格試験に合格し、都道府県知事に届け出て、「通訳案内業免許証」の交付を受けること。かなり難しい国家試験なので、独学で合格というのはなかなか難しく、合格者の多くは専門学校や通信教育などで試験勉強しています。
外国語が話せる人の求人ニーズは高いので、一旦、ホテルや旅館に入社して、働きながら資格を取るという方法もある。その場合、会社が資格取得のバックアップもやってくれる場債がある。