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【幅広い活躍が期待できる!】社会福祉士になるには?

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医療事務の活躍の場

社会福祉士の資格は、とにかく幅広い分野で活かせるということが一番の魅力です。子どもから高齢者・障がい者の方まで、困っている人たちの相談を受け、支援していくのがお仕事です。
女性割合も高く、育休明けの主婦の方にもオススメの資格!

ここでは社会福祉士はどんな仕事か。どうすれば資格を取得できるのかなどについてわかりやすく解説します!

社会福祉士ってどんな仕事?

社会福祉士は身体や精神上に障害を持ち、日常生活を営むのに支障のある人々の相談に応じ、助言・指導などを行うのが仕事。そのうえで、各種福祉・保健医療サービスへの橋渡しを行うのが役割となります。

社会福祉士の大きな特徴はなんといっても、働くことのできる職場が多岐に渡り、職業選択の幅が非常に広い点です!
社会福祉事務所や児童相談所をはじめ、学校や医療現場などさまざま。児童から高齢者まで対応する年齢層に区切りがないので、万人を支える非常に貢献度の高い仕事といえます。

ちなみに上記のような業務は、必ずしも社会福祉士しか行えないというわけではありません。
とはいえ、もちろん人々の生活を支えていく重要な仕事ですので、雇う側としても当然そういった能力があるという根拠を重要視するでしょう。

だからこそ社会福祉士は「国家資格」として分類されているのであり、福祉系最難関資格と呼ばれる所以でもあります。
※ちなみに社会福祉士は国家資格の中でも、「名称独占資格」という部類に区分されます。

社会福祉士の活躍できる場所は?

社会福祉士は活躍できるフィールドが非常に幅広いだけに雇用の機会も非常に多いといえます。加えて、高齢化社会が今後ますます進行していくことを考えると、今後の社会的需要も一層高まってくるでしょう。

では具体的に社会福祉士になると、どんな職場で働くことになるのか。
まとめたデータがあるので、ここではその一例をご紹介していきます。

厚生労働省発表のデータによると、社会福祉士の主な就職場所は以下の通り。

第1位 社会福祉施設等 40.8%
第2位 医療機関 10.3%
第3位 地域包括支援センター 8.3%
第4位 社会福祉協議会 7.7%
第5位 行政機関 5.9%

※上記給与データ引用:厚生労働省

ご覧のように、社会福祉施設等で就職している人が4割、医療機関が1割と、上位2項目で半数を占めています。
では、具体的にどういった施設がその中に含まれるのか、実際の仕事内容とともに見ていきましょう。

障がい者・高齢者福祉施設

一般的に、「障がい者グループホーム」、「デイサービスセンター」、「特別養護老人ホーム」と呼ばれる施設などがこの部類に属します。
「生活指導員」という形で配属されることが多く、入所者やその家族からの相談に応じたり、日常のサポートを行うのが仕事。
また、介護職員を兼ねることが多く、入所者の日常な介助も仕事に含まれるので肉体的にハードという一面もあります。

児童福祉施設

ひとことに「児童福祉施設」と言ってもその形態は様々。保護者のない児童や虐待を受けた児童を保護し、退所後も支援する「児童養護施設」。様々な障がいを抱えた児童をサポートし、自立に必要な知識や技能の指導を行う「障がい児入所施設」なども大きな活躍の場として期待されます。

「子どもが好きで、力になりたい」と考えている方は「児童相談員」として社会福祉士の能力を活かすことで、助けが必要な子どもたちの力強い味方となる道もあるのです。

医療機関

医療機関で働く社会福祉士は「医療ソーシャルワーカー」とも呼ばれています。
その職種はまさに、「医療機関における福祉の専門職」。大きな総合病院などでは院内に常駐しながら、患者やその家族の方々の相談に応じるのが主な仕事。

病気となると心理的・経済的な悩みが一層多くなってくるもの。
そういった人々に、医療的・社会的制度の活用法や入退院に関する調整。果ては退院後、自宅の設備や環境に対する提案までもが業務内容に含まれることもあります。
まさに患者さんに寄り添っていく非常に貢献度の高い仕事といえるでしょう。

また医療機関における福祉の専門職という言葉どおり治療方針の決定に関与することもあり、医師や看護師と同じ、医療チームの一員として働くこともあります。

ただ、それだけに求人自体は少なめなので、早い段階からしっかりと社会福祉士の知識を身につけ、来るべきチャンスに備えるのが得策ですね。

収入と休みは?

社会福祉士の収入は平均すると月収25万~35万円程度。ちなみに年齢別に見てみると、以下の通りです。

年代別平均月収(税込み)

20代 17万円~21万円
30代 23万円~26万円
40代 30万円~33万円
50代 34万円~35万円
60代 25万円~30万円

これらは月収としての数値ですので、手取りとなると20代では13万円~16万円というケースも少なくないようです。福祉職全般に共通することですが、地味でハードな仕事の割には収入は低めということが多いのは傾向として否めません。

しかしながら、社会福祉士の場合でいうと、経験年数によって収入の変化は明確に見られるので、続けるうちに給料が上がるということは期待できそうです。

収入のためにも資格は不可欠!?

先述したように、社会福祉士の仕事は、必ずしも資格がないとその仕事ができないというわけではありません。
ですが、社会福祉士の資格は仕事に就くためにもそうですが、就職した後の給与の面でも大きく影響してきます。

なぜなら、社会福祉士の資格を取得していれば、「資格手当」を貰うことで、収入を底上げできるからです!
資格手当の平均額は1万円~3万円。単に金額だけみれば大きくはないですが、毎月の給料が1~3万円変わると聞くと、非常に大きいと感じてもらえるはずです!

「仕事に就くため」そして「この仕事で生活していくため」の2点から社会福祉士になるのならば、資格取得は必要不可欠と言えるでしょう!

勤務時間と休みについて

社会福祉士は基本的に施設勤めですので、施設によって勤務体制は変わってきます。
一般的な施設であれば8:00~17:00、9:00~18:00前後に設定されていることが多いようです。

ただし、早朝や夕方以降の施設利用者の対応のために、早番や遅番などの体制を敷いているところもあります。
さらに介護施設などであれば、利用者の日常介助も仕事に含まれるので夜勤業務やシフト制なども発生してきます。

休日に関しても勤務時間と同じく、やはり施設によるというのが一番大きいでしょう。
相談業務メインの施設や公的機関であれば、土日完全週休二日制。
介護施設や障がい者施設などは、「シフト制で週のどこかで2日」といった変則的な形態になることが予想されます。
「週のどこかで2日の休日」という形が基本ということにはなるでしょう。

社会福祉士の資格を取るには?

社会福祉士は「国家資格」であり福祉系における最難関資格。
取得するには年一回、毎年2月上旬ごろに行われる「社会福祉士国家試験」に合格する必要があります。
単に試験で合格すればいいというわけではなく、「その前に受験資格を満たす必要がある」というのが社会福祉士の資格を取得する上での大きな特徴。

受験資格を満たすためのルートは複数あり、個人によって辿る道筋は変わります。
なので、自分がどのルートでの資格取得を目指すべきか、事前にしっかり把握しておく必要があります。

表でまとめると、以下のようになります。

●福祉系大学・短大出身者の場合(指定科目履修済み)

出身大学・年数 相談援助実務 社会福祉士国家試験
福祉系大学など4年
【指定科目履修】
必要なし
福祉系短大など3年
【指定科目履修】
相談援助実務1年
福祉系短大など2年
【指定科目履修】
相談援助実務2年

福祉系大学・短大で指定科目まで履修済みの方は、大学の年数によって相談援助実務の有無が変わってきます。
4年制の福祉系大学卒業の方はそのままストレートで社会福祉国家試験に臨めます。
2年もしくは3年制の福祉系短大卒の方は、年数に応じた相談援助実務の必要性が出てきます。

●福祉系大学・短大出身者で基礎科目のみ履修(社会福祉主事養成機関卒の方含む)の場合

出身大学・年数 相談援助実務 短期養成施設など 社会福祉士国家試験
福祉系大学など4年 必要なし 6か月間
福祉系短大など3年 相談援助実務1年
福祉系短大など2年 相談援助実務2年
社会福祉主事養成機関 必要なし

福祉系大学・短大で基礎科目のみ受講していた方は、短期養成施設などで6カ月の間、必要なカリキュラムを履修する必要があります。
また、社会福祉主事養成機関を卒業されている方は、扱いとしては4年制福祉系大学卒の方と同じになりますので、相談援助実務の必要性はありません。

●一般大学卒もしくは相談援助実務4年以上の場合

出身大学 相談援助実務 一般養成施設など 社会福祉士国家試験
一般大学など4年 必要なし 1年以上
一般短大など3年 相談援助実務1年
一般短大など2年 相談援助実務2年
相談援助実務4年

4年制一般大学卒の方は相談援助実務の必要はありません。一般短大卒の方は短大の年数に応じて相談援助実務の必要性が出てきます。その後、一般養成施設などで1年以上のカリキュラムを履修することで、国家試験を受験することになります。

また相談援助実務がすでに4年以上経験のある方は一般養成施設などで1年以上のカリキュラムを履修することで試験に臨むことになります。

合格するにはどうしたらいい?合格率は?

合格率は例年30%程度と、福祉系最難関資格に相応しい難しさといえるでしょう。
合格点のボーダーとしては、全150点満点中90点程度。つまり60%の正解で合格を勝ち取ることができます。
ただ、加えて全18科目群で必ず1問は正解することも合格基準に含まれるので、その点は注意しておきましょう。

社会福祉士国家試験の難しい点は、膨大な科目数のために出題範囲が広いこと。受験勉強時間の確保が難しいことなどが挙げられます。
そのためカリキュラムのしっかりした計画性ある学習と、十分な勉強時間の確保が重要となってきます。

ただ、このコロナ禍のご時世にあってステイホームやリモートワークなど今まで以上に在宅時間は増えたのではないでしょうか。言い換えればそれは、資格取得のためのまたとない機会ともいえるでしょう。

雇用が減って、就職がなかなか決まらないという方。育児明けの新たな仕事を探しているという方は、ぜひとも挑戦してみる価値のある資格と言えます。

まだ決心のつかないという方も、まずは無料の資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
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