塾・予備校講師という仕事
塾・予備校講師は、小~高校生・浪人生に勉強を教え、志望校合格まで導くお仕事です。受験合格が最終的な目標となるため、当然それに合わせて、指導科目への高い理解度が求められます。
昔は「塾や予備校」というと、「大きな教室にたくさんの生徒が集まって」というイメージでしたが、最近では一人の講師が1~2人の生徒を教える「個別指導」というスタイルの塾も増えています。
収入・休みはどれくらい?
初任給は20万円くらいから。有名な先生になると月に100万円を超える収入がある人もいます。
生徒を合格させることが仕事の結果となってくるので、当然指導力が上がれば、お給料も上がることが見込めます。評判が上がれば、他校からの引き抜きで給料が一気にアップすることも。
休みは週2日程度。4~6月あたりは忙しくなく、逆に受験生にとって大きな山場である夏と冬にかけてはかなり忙しくなり、休みも少なくなります。
他の業種と比べ、一番の特徴が勤務時間。生徒たちは学校が終わってからの来校となるので、授業は夕方から午後10時の間が実質的な指導時間になります。
塾・予備校講師に向いているのはこんな人。
子供と接するのが好きな人。
これが大前提です。特に受験生相手にもなると、生徒達に付きっ切りで指導をすることになるので、子供が好きでなければ長続きはしません。
逆に、子供と接するのが好きな人にとっては、これほど楽しい仕事はそう無いというのも事実。この仕事に欠かせないものの一つが、生徒達とのコミュニケーション。要は「雑談」です。
「雑談が仕事になる」というと誤解があるかもしれませんが、授業の合間に学校での出来事を聞いたり勉強で困っていることはないか気にかけるのも重要なお仕事の一つ。それによって生徒と信頼関係を築くかどうかは、成績に直結する要素です。
そして、成績が良くなったとき、志望校に合格した時に生徒たちが見せてくれる笑顔は何よりの励みになるでしょう。
この前提さえクリアすれば、いつの間にか自分のことのように生徒が心配になるので、休みが少ないことなどは、わりと二の次になる人もいるようです。(笑)
夜型の生活習慣でも大丈夫な人。
先述したように、一般的な業種との一番の違いが、仕事のピーク時間が夜であること。指導終わりが22時でも、教室長への指導内容報告など簡単な雑務もあるでしょうから。
したがって、仕事が終わって帰る時間はそれ以降ということになり、生活スタイルはどうしても夜型にならざるを得ないでしょう。
この仕事を志望するのであれば、その部分も理解した上で挑戦することをおススメします。
塾・予備校講師になるには?必要なスキルは?
大学卒業、とくに有名大学を出ていた方が採用に有利、というのはあるでしょう。採用前にも、ほとんどの塾や予備校で学力テストが課せられます。
とはいえ、この仕事に就くために必要な資格はありません。学校の先生のような教員免許も必要ありません。
なので、取得する資格としては 自分が担当する科目に直結する資格がおススメ。実際の指導で役立つだけでなく、履歴書上でも、その資格に関する科目に一定の理解度があることをアピールできます。
例えば……
●英検・TOEICなど英語に関する資格
●漢字検定・数学検定・日本史検定など、科目に関連した各種検定資格
もちろん、これらは高校生以上の学力基準となる級に限りますので、取得の際は、それに準ずる級数を目指しましょう。
ユーキャンのTOEIC(R)テスト講座の無料資料請求はこちらから!
ユーキャンのTOEIC(R)テスト講座の申し込みはこちらから!